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- ䷀1
乾は天。乾は、元いに亨りて貞しきに利あり。
- ䷁2
坤為地。坤は元亨。牝馬の貞に利あり。君子、行くところあり。先んずれば迷い、後にすれば主を得る。西南には朋を得て利あり、東北には朋を失う。貞に安んずれば吉。
- ䷂3
水雷屯、屯:元いに亨る。貞に利あり。往くところあるに用うるなかれ。侯を建つるに利あり。
- ䷃4
山水蒙。蒙は、通る。私が幼い者を求めるのではなく、幼い者が私を求める。初めの占いには告げるが、再三、みだりに問えば告げない。正を守るのがよい。
- ䷄5
水天需、需は、孚あり。光りて亨る。貞にして吉。大川を渡るによい。
- ䷅6
天水訟。訟は、孚あり。塞がれて警戒する。中ほどは吉、最後は凶。大人に会うのはよいが、大川を渡るのはよくない。
- ䷆7
地水師、師は、正しければ大人に吉、咎なし。
- ䷇8
水地比。比は吉。もとの占いを改めて問い、至善を長く守って正しければ咎なし。安んじられない者もやがて来るが、遅れて来る者は凶。
- ䷈9
風天小畜。小畜は亨る。密雲あれど雨ふらず、わが西郊よりす。
- ䷉10
天沢履。履は、虎の尾を踏んでも人[53]を咬まない。通る。
- ䷊11
地天泰。泰:小が去り、大が来る。吉であり、通る。
- ䷋12
天地否。否:否の道は人にあらず。君子が正道を守るのに利あらず。大いなるものが去り、小さいものが来る。
- ䷌13
天火同人。同人は野においてすれば、通る。大川を渡るによろしい。君子の貞に利あり。
- ䷍14
火天大有、大有:元いに亨る。
- ䷎15
地山謙。謙は亨る。君子は終わりあり。
- ䷏16
雷地豫。豫は、諸侯を立て、軍を動かすのによい。
- ䷐17
沢雷随、随:大いに通じ、正しさを守るのによく、咎はない。
- ䷑18
山風蠱。蠱は、大いに亨り、大川を渡るに利あり。甲に先だつこと三日、甲の後三日。
- ䷒19
地沢臨、臨は元いに亨る。貞に利あり。八月に至りて凶あり。
- ䷓20
風地観。観る。手を洗い清めるが、まだ供物を献じない。誠があり、うやうやしく仰ぎ見るようである。
- ䷔21
火雷噬嗑、噬嗑は、亨る。獄を用うるに利あり。
- ䷕22
山火賁。賁――亨。往くところあれば小しく利あり。
- ䷖23
山地剥。往くところあるに利あらず。
- ䷗24
地雷復、復:亨る。出入りに疾なし。朋来たりて咎なし。その道に反復し、七日にして来復す。往くところあれば利あり。
- ䷘25
天雷無妄。無妄は、元いに亨りて貞しきに利あり。正しからざれば眚あり。往くところあるに利あらず。
- ䷙26
山天大畜。大畜は、正を守るのがよい。家で食禄を受けず、吉。大河を渡るのによい。
- ䷚27
山雷頤。頤。貞にして吉。頤を観て、自ら口実を求める。
- ䷛28
沢風大過。大過は棟がたわむ[133]。行くところがあればよく、通る。
- ䷜29
坎は水。重なる坎。誠があれば、心によって通る。行けば尊ばれる。
- ䷝30
離は火。離は、正しさを守ればよく、通る。雌牛を養えば吉。
- ䷞31
沢山咸。咸は、亨る。貞に利あり。女を娶るに吉。
- ䷟32
雷風恒、恒:亨。咎なし。貞に利あり。行くところあれば利あり。
- ䷠33
天山遯。遯は亨る。小しく貞に利あり。
- ䷡34
雷天大壮。大壮。貞に利あり。
- ䷢35
火地晋。晋は、康侯が多くの馬を賜り、一日に三度まみえる。
- ䷣36
地火明夷。明夷。艱難の中で貞を守るのがよい。
- ䷤37
風火家人、家人は女の貞に利あり。
- ䷥38
火沢睽、睽:小事は吉。
- ䷦39
水山蹇、蹇は西南に利あり、東北に利あらず。大人に見えるに利あり。貞なれば吉。
- ䷧40
雷水解:解は、西南に利あり。往くところがなければ、帰って来るのが吉。往くところがあれば、早く行くのが吉。
- ䷨41
山沢損。損は、誠があれば大いなる吉で、咎はなく、正しく守ることができる。進むところがあるのはよい。何を用いるかといえば、祭器二つでも供物に用いることができる。
- ䷩42
風雷益。益は、行くところあるに利あり。大川を渡るに利あり。
- ䷪43
沢天夬、夬:王庭に掲げ、誠実に号令すれば危うさがある。自分の邑から告げる。武力に訴えるのはよくないが、進むべき所があれば利がある。
- ䷫44
天風姤、姤は、女壮んなり。用て女を娶ることなかれ。
- ䷬45
沢地萃、萃は、王が宗廟に臨む。大人に会うのがよい。通り、貞正によい。大いなる犠牲を用いるのは吉。進むところがあるのがよい。
- ䷭46
地風升、升は、元いに亨る。用て大人に見ゆるに利あり。恤うるなかれ。南征して吉。
- ䷮47
沢水困、困は亨る。貞なれば、大人は吉。咎なし。言ありても信ぜられず。
- ䷯48
水風井。井は、邑を改めても井は改めない。失うものも得るものもなく、往来する者は皆井を用いる。あと少しで汲み上げるところなのに、まだ縄を井戸へ下ろしていない。瓶を壊せば凶。
- ䷰49
沢火革。革は己日にして乃ち孚あり。元いに亨りて貞に利あり。悔い亡ぶ。
- ䷱50
火風鼎、鼎:大いに吉、通る。
- ䷲51
震は雷。震は、亨る。震来たりて虩虩たり、笑言哑哑たり。震、百里を驚かすも、匕鬯を失わず。
- ䷳52
艮為山。艮はその背に止まり、その身を得ず。その庭を行きても、その人を見ない。咎なし。
- ䷴53
風山漸、漸。女の嫁入りは吉。正しさを守るのがよい。
- ䷵54
雷沢帰妹。帰妹:征けば凶、よいことは何もない。
- ䷶55
雷火豊、豊:亨る。王之に假る。憂うる勿れ、日中に宜し。
- ䷷56
火山旅、旅:小亨なり、旅に貞にして吉なり。
- ䷸57
巽は風となす、巽:小亨、往くところ有るに利あり、大人を見るに利あり。
- ䷹58
兌為沢、兌:亨る、貞に利あり。
- ䷺59
風水渙、渙:亨る。王仮(いた)るに廟(びょう)有り、大川を涉るに利あり、貞に利あり。
- ䷻60
水沢節、節:亨。苦節は貞にすべからず。
- ䷼61
風沢中孚、中孚:豚魚吉なり。大川を渡るに利あり、貞に利あり。
- ䷽62
雷山小過, 小過:亨(とお)る、貞(てい)に利(り)あり。小事(しょうじ)に可(か)なり、大事(だいじ)に不可(ふか)なり。飛鳥(ひちょう)音(ね)を遺(のこ)す、上(のぼ)るに宜(よ)ろしからず、下(くだ)るに宜(よ)ろし、大吉(だいきち)。
- ䷾63
水火既済。既済:亨(とお)ること小(すこ)し、貞(ただ)しきに利(よ)し。初(はじめ)は吉(きち)にして、終(おわり)は乱(みだ)る。
- ䷿64
火水未済、未済:亨る。小狐汔んど済に進まんとし、その尾を濡らす、利する攸なし。